勉強しなきゃいけないのにやる気がない…。勉強のやる気を出すための10の方法。

2014年7月16日

普段はメガネ男子な私ですが、久しぶりにコンタクトにしてみると、目が乾いて仕事に集中できません。しかも、生徒は誰も、私が眼鏡をかけていないことに気付いてくれません。一応この塾の塾長ですが、誰も私に興味関心がないのでしょうか。まあそんなことはどうでもいいですね。

さて、もうすぐ夏休みがやってきます。高校受験生にとって、夏休みは「受験の天王山」とまではいかないまでも、夏休みの過ごし方次第で秋以降の成績が大きく変化する重要な期間です。勉強しなければいけないということは分かっていても、誘惑が多い夏休み。そこで今日は、高校受験生に贈る、勉強のやる気を出すための10の方法をまとめてみました。
やる気スイッチ

勉強のやる気を出すための10の方法

図書館や塾の自習室を利用する。

まずは王道なやる気の出し方から。自宅で勉強しようと思っても、家だとなかなかやる気が起こりません。(その理由はコチラ「なぜ人は家にいると勉強できないのか」)
家で勉強できないときは、思い切って図書館や塾の自習室を利用しましょう。知らない人が黙々と勉強している姿を見ると、自然とやる気が出てきます。私も仕事で行き詰まったときに図書館をよく利用しますが、家で仕事をするよりも作業効率が断然アップします。

問題集をちょっとだけ解いてみる。

「掃除する気がなかったのに、ちょっと片付け始めてみるとついつい夢中になって、結局ガッツリと掃除をした。」という経験、一度はしたことがありますよね?人には、一度何かを始めてしまうと、ついついキリの良いところまでやらなければ気が済まないという習性があります。一つの行動が、次の行動を呼ぶということです。
これを勉強にも応用します。やる気が起こらないときは、問題集を少しだけ解いてみましょう。数学のような夢中になりやすい科目の方が効果的です。すると、ある程度のところまで解かないと気が済まなくなり、気がつけば勉強に集中している状態になります。

アファメーションでやる気アップ。

アファメーションとは、言葉を使って自分のに潜在意識を変える手法です。勉強だけでなく、ビジネスでも成功者と呼ばれる人たちの多くが活用しています。
やり方は簡単。あらかじめ超肯定的な短めの文章を紙に書いておきます。例えば、「私は○○高校に絶対合格する。」とか、「私はこの夏で○○を絶対に克服してみせる。」などです。ポイントは、主語を一人称にすること、否定文(「○○高校に不合格にならない」など)を使わない、強い言葉の文章を作るということ。やる気がなくなったとき、これを2〜3度口に出して言ってみると、効果が出るとされています。鏡の自分に向かって言うとなお良しです。簡単に言えば、自己暗示ですね。

頑張った自分へのご褒美を設定する

「あと○ページやったら録画したドラマを見る」「今日○時間頑張ったら、明日はカラオケに行く」「これを○日までに終わらせたら、友達と花火に行く」など、自分へのご褒美を設定します。やる気がない時ほど、「あと○分頑張ったらアイスを食べる」など短いスパンでご褒美を設定すると上手くいきます。
受験生といっても、ご褒美がないとやってられません。だってにんげんだもの。みつを。

不合格になったときのことを考える

人は危機感をもったとき、やる気になりやすいとされています。やる気になりやすいというよりも、やらなければいけないという意識がはたらくのですね。3番目のアファメーションとは逆のアプローチですが、自分に対して危機感を煽るために不合格になったときのことを考えてみましょう。
合格発表のとき、周囲の友達がみんな合格して喜んでいる中で、ひとりだけ不合格になって落ち込んでいる自分のこと。電話で不合格になったと親に連絡する状況のこと。不本意な併願私立に進学しなければならない状況のこと。不合格になったせいで起こりうる嫌な事態を想像することで、危機感を煽ってみましょう。荒治療ですが、結構効果があります。

志望校のパンフレットやウェブサイトを見る

志望校のパンフレット、なければウェブサイトを見ると、「この学校に行きたい」という気持ちを再確認できます。やっぱりここに行きたいという強い気持ちを、やる気に繋げるのです。
私が高校生だったとき、志望大学のパンフレットを常にかばんの中に入れて持ち歩いている友達がいました。その子は、授業中や図書室での自習中でもところ構わず、集中力が切れたときにそのパンフレットをぼんやりと眺めていました。パンフレットやウェブサイトは、色々な情報が掲載されているので、ただの志望校の写真よりもその学校の具体的イメージを掴みやすいです。

散歩に出かける

どうしてもやる気が出ないとき、何をやっても手がつかないときは、思い切って散歩に出かけましょう。走るのが好きな人はジョギングでも良いです。散歩をすると、気分転換になるだけでなく、不思議とアイデアが浮かんだり、考えが前向きになったりします。これは、運動して体中の筋肉を動かすことで、脳へ流れる血液の量が増え、脳のはたらきが活発になるからです。受験生であっても適度な運動は必要ですね。

やる気が出る「格言」を読む

やる気が出るような名言・格言を読むのも非常に効果的です。
例えば、受験生に贈る 勉強のやる気を出させてくれる名言集のように、ウェブで検索すればいくらでもその手のサイトが転がっているので、自分のお気に入りを見つけてブックマークしておくと良いでしょう。

やる気があるときなら、誰でもできる。本当の成功者は、やる気がないときでもやる。

例えば上の格言。これはやる気でるよね。

やる気がでる音楽を聞く

落ち込んでも「これを聞けばやる気が出る!」という曲がある人なら、それを聞くのも手。ちなみに私が学生の頃、やる気が出ないときに聞く曲と言えば、もっぱらMr.Childrenの「終わりなき旅」でした。

閉ざされたドアの向こうに 新しい何かが待っていて
きっときっとって 僕を動かしてる
いいことばかりではないさ でも次の扉をノックしたい
もっと大きなはずの自分を探す 終わりなき旅

今でも歌詞を書いているだけで、なぜかやる気がみなぎってきます。

自分を高めてくれる友達と話をする

やる気が出ないとき、自分を励ましたり高めてくれる友達に打ち明けてみるのも良い方法です。同じ境遇で頑張っている友達と話をすると、「自分も頑張らないと」と思えるようになります。ただし、気をつけなければいけないことは「自分を高めてくれる友達」と話をするということ。そこを間違えてしまうと、やる気のなさに拍車がかかってしまいます。
お互いを高め合えるようなライバルがいると、受験勉強もはかどります。

まとめ

いかがでしたか?受験勉強は長期戦。長期戦ともなれば、やる気がみなぎっているときだって、やる気が全くでないときだってあります。そこで大切になるのは、やる気が出ないときにどうするかという自分なりの対処法を確立しておき、自分でやる気をコントロールできるようになることです。

受験結果を左右する大きな要因の1つとなる「やる気」。これを上手にコントロールして、充実した夏をおくりましょう。