計画倒れを防ぎつつ、計画的に受験勉強を進める方法。

今日の中3生の進路面談で、受験勉強の計画の立て方の話になりました。

受験勉強は長期戦です。無計画に行き当たりばったりの勉強を繰り返しても、目標の点数には届きません。かといって、長期間、ガチガチに細かな計画を立てたとしても、計画倒れに終わってしまいます。

では、どうすれば計画倒れを防ぎつつ、行き当たりばったりではない計画的な勉強ができるのか。高校受験生はそろそろ本格的に受験勉強を始めようとする頃なので、この機会に受験勉強の計画の立て方を今年も記事にしてみます。

確実に計画倒れになってしまうよくある例

例えば、240ページほどある1冊の問題集を終わらせたいとします。これを1日に8ページずつやっていくと、1ヶ月で終わらせることができます。1日に4ページずつなら2ヶ月で終わります。

このように考え、「よし!1日8ページやって今月中に終わらせるぞ!」と計画を立てると、十中八九計画倒れになります。3日続けば良いところ。三日坊主とはよく言ったものです。

この計画の立て方の何が悪いのか。

目的がすり替わっている

まず「これを今月中に終わらせる」という目標そのものが間違っています。

問題集などを終わらせる期日を決めて取り組むという計画は、宿題や仕事などの必ず期日を守らなければいけないノルマ的なものには向いていますが、受験勉強には向いていません。毎日仕事でタスク管理をしている大人は、すぐにこのような期日から逆算してやるべき量を決めるというアドバイスを受験生にやってしまいがちになりますが、仕事のタスク管理法がそのまま受験勉強にあてはまるとは限りません。

ではこのタスク管理法の何がいけないのか。

最大の原因は、目的がすり替わってしまっているということです。受験勉強の場合、期限までに誰かに提出しなければいけないというノルマは基本的にありません。期限がある場合、「期限までに何がなんでも終わらせる」ということが最大の目標になってきますが、受験勉強の場合、目標は内容を身につけることであって、いついつまでに終わらせるということではありません。たとえ目標が達成し、1ヶ月以内に終わらせることができても、ただ終わらせただけで内容が全く身についていないでは、本末転倒になってしまいます。

このような計画の立て方では、目標がいつのまにか期日までに終わらせることになってしまい、なんとか目標を達成しようと、雑に取り組んでしまう恐れがあります。

ページ数で計画を立てない

次に、ページ数で取り組む内容を計画することも、受験勉強ではナンセンスです。単語帳の暗記であれば、1日に取り組む内容をページ数で区切るというのも悪くはありませんが、それ以外の場合は理にかなっていません。

簡単なところなら1時間に10ページ以上進むかもしれないし、逆に苦手な単元なら、1時間に1ページを理解するのもやっとかもしれない。

繰り返しますが、大切なのはページをこなすことではなく、理解して身につけることです。1日8ページずつ取り組めても、その内容が頭に入っていないのならお話になりません。

取り組む量を均等割しない

そもそも、取り組む量を日数で均等に割っているところが非現実的です。平日と週末では、取り組める時間が違います。同じ平日でも、たとえば塾や習い事がある日とない日など、日によって受験勉強に割ける時間はまちまちです。

そういったことも考慮して計画を立てないと、ただの机上の空論のような計画になってしまいます。

計画倒れにならずに計画的にできる受験勉強計画の立て方

まず週ごとの勉強時間の枠組みを決める

勉強計画というと、この日に何を何ページするという計画を立てたくなりますが、まずそれよりも前にやるべきことは、受験勉強に充てられる時間の枠組みを週ごとに確保しておくことです。

たとえば、月・火・木は19:00〜22:00、水曜日と金曜日は塾なので自宅勉強はなし、土は午前中2時間、日曜日は午後3時間というように、勉強する時間の枠を決めます。

その週にやる科目の単元を決める

次は、その週にやる科目の単元をリスト化してみます。たかだか1週間しかないので、そこまで多くの単元はできないはずです。本気になれば3日間でできる量くらいにします。多すぎても少なすぎてもいけません。

週の目標も、「今週は何を何ページやる」というのではなく、「今週はこの科目のこの単元を入試レベルまで仕上げる」という目標を立てます。

計画するのはここまでです。月曜日は「英語の何ページから何ページまで」という細かい計画は立てる必要はありません。あとは行動あるのみです。

枠組みの中に流し込んでいく

あとは、最初に決めた勉強の枠組みの時間で、その週の課題に取り組みます。もし思ったよりも時間がかかりそうな場合、次の週まで持ち越しても良いでしょう。ただし、持ち越した分は次の週の最優先事項にします。

計画は流動的でもかまいません。たとえば、予定していなかったけれど急遽この単元を復習したいというものもあるでしょう。そのような想定外のことにも柔軟に対応します。そしてまた次の週に、進捗具合を調整していけばいいのです。

まとめ

まとめると、

  • 週ごとに考える。
  • 勉強する時間枠を先に決める。
  • その週で取り組む単元をリスト化する。
  • 枠の中で課題に取り組んでいく。

というのが、受験勉強の計画を立てる時のコツです。ガチガチに細かく計画を立てて三日坊主になるのを防ぎながら、行き当たりばったりの勉強を繰り返すのではなく、計画的に進めていくことができます。

ぜひ、試してみてください。

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