第1回定期テスト各学年平均点とそれぞれの課題

2016年6月21日

第1回定期テストも9割程度終了し、残すは今週に行われる2つの中学のみです。それ以外の中学のテスト結果は全て返却されたので、その結果を報告致します。

中3生平均は456.3点/500点

中3生の塾生平均は456.3点/500点で、250点満点に換算すると228.15点でした。英語で2人、数学で1人、国語で1人、理科で1人それぞれ満点を獲得しています。中3生第1回の定期テストでの満点5枚は過去最高です。ちなみに中3生トップはS中生の487点でした。

中3生は最も合計点が低い子でも5教科8割は越えています。定期テストレベルでは、もう大きく失敗することはないでしょう。自分なりの勉強法のノウハウも確立し、定期テストレベルの自学なら難なくこなせる実力も十分備わっています。

ただ、トップ校を目指している人はやはり5教科9割を越えないといけません。「定期テスト9割を越えるとトップ校に行ける」という意味ではなく、「学校の定期テストくらいで合計9割を簡単に越えられない力ではトップ校は難しい」ということです。トップ校志望者で9割を越えられていない人は、勉強法そのものを見直すのではなく、実力不足を見直すべく普段の勉強に力を入れること。実力を付けないと、9割の壁は越えられません。

中2生平均は440.6点/500点

続いては問題の中2生。中2生の第1回定期テスト塾生平均は440.6点でした。250点満点だと220.3点です。中1〜中3の中で唯一、中2生の5教科平均が9割を割っています。ちなみに中2生のトップはJ中生の242点/250点で、中2の中のたった一人の満点獲得者(理科)も彼でした。

中2生の塾生平均が5教科9割を割っている最も大きな原因は、5教科8割のラインを越えられていない生徒が3人いることです。そのうち2人はこの春からの入塾生で、まだまだ定期テストで点数を取るための勉強法が確立できていません。また、勉強法だけではなく、定期テスト勉強を難なくこなすことのできる実力もまだまだです。

まずは5教科8割ラインを取れるようになること。秦野や西湘など、公立2番手校に行くための最低ラインが合計8割です。先ほど、定期テストで点数を取るための勉強法が確立できていないと言いましたが、8割ラインを越えていない人は、最早勉強法云々の話ではありません。勉強の質ではなく、圧倒的に勉強量と時間が足りないのです。効率が悪くても何でも良いので、教科書は隅々まで覚え、ワークは間違った問題を何度も繰り返すということを実行してみなさい。「勉強法が・・・」の話は当たり前のことが当たり前にできるようになってからです。

中1生平均は456.1点/500点

初めて定期テストを迎えた中1生の塾生平均は456.1点/500点でした。250点満点だと228.05点です。中1生は数学で2人満点が出て、中1生のトップはJ中生の236点/250点でした。ちなみに当然ですが全員合計8割のラインは越えています。

今回中1生はしっかりと勉強できたとは思いますが、中1生の第1回の定期テストは点数が取れて当然のテストです。自信を持つのは悪いことではありませんが、決して今回のテストだけで自分の力を過信しないように。第1回の定期テストの点数を真に受けて、自分の力を過信し、勉強をなめてしまうと、第2回テストから面白いように点数が取れなくなってしまいます。

中1生の課題は、やはり満点の少なさです。中1の最初のテストは通常もっと満点が出ます。今回の中1生のテストでは、満点に一歩届かない99点や98点、49点がたくさんありましたが、満点と99点は全くの別物です。

満点が取れないということは、満点を取るための勉強ができていないのです。つまりどこかにまだまだ詰めの甘さを残しています。次回の定期テストからは、満点を取るための勉強を意識しましょう。今回の定期テストでなぜ満点が取れなかったのか、逆にどういう勉強をしたら満点が取れたのかを反省してみてください。