第1回の定期テスト勉強会についての感想をとりとめもなく書いてみました。

5月末から続いた各中学の第1回目の定期試験が今日でようやく一段落しました。と言っても、まだあと2つの中学校の定期試験が残っているので、来週いっぱいまで後半戦は続きますが・・・。前半戦にテストを迎えた中学校では既にテストが返却されていて、中3生で2枚の満点に加え、5教科合計487点(中3生)や中1生の社会での学年トップなど、なかなか素敵な結果の報告が入ってきています。

第1回の定期テストでの全体的な総括は、全ての中学でのテスト結果が判明してからすることにして、今日は第1回定期テストでの勉強会の様子、各学年の取り組み方や気が付いたことについての感想をつらつらと書いてみたいと思います。

今回の勉強会で最も印象的だった花子ちゃん

第1回定期テストの勉強会で最も印象的だった生徒を1人挙げよと言われたら、迷わず中3生のある女子生徒を挙げるでしょう。在塾生のことなのでプライバシーに配慮して、花子ちゃん(仮名)と呼ぶことにします。

花子ちゃんが中2生だった昨年度、彼女は定期テスト勉強会のたびに毎回担当講師に叱られていました。何度注意されてもテスト勉強を開始する時期が遅くなり、その結果、中途半端な勉強しかできずに定期テスト本番を迎えていたからです。勉強会のときに実施するテスト類もいつもビリッケツの方。口では「次はちゃんとやります」と言っているのになかなか行動に移せない日々が続いていました。もちろん、そんな状況だったので、中2生の頃の花子ちゃんの成績はボロボロです。しかし、彼女の名誉のために一つ付け加えると、彼女は決して勉強ができない生徒ではありません。むしろ、持っているポテンシャルは高い。ただ、コツコツと頑張ること、自分に厳しく計画を実行することが苦手な生徒でした。

そんな花子ちゃんでしたが、今回はまるで人が変わったようでした。今までテスト2週間前になってもなかなか勉強のスイッチが入らなかったのがウソのように、今回はテスト2週間前にはほぼ学校のワークや課題類を一通り終わらせているという変貌ぶり。今回の第1回定期テストの勉強会で実施したテスト類も、全て全学年中ほぼトップの成績でテストを迎えました。

花子ちゃんの今回のテスト結果がどうなるかはまだ分かりません。しかし、今までなかなか行動に移せなかった花子ちゃんが、今回は誰に言われるでもなく自分で行動に移せたことは、テストの点数以上の大きな成果です。花子ちゃんが小5でこの塾に入塾してから4年間彼女をずっと見続けてきましたが、今回ほど彼女を頼もしく思ったことはありません。

花子ちゃんはこの先も中2の頃の成績のせいで苦しむことになるでしょう。でも、今の彼女なら成績のハンデもなんとかできるかもしれない。そう確信した第1回定期テスト勉強会でした。

他塾からの転塾生

春は他塾から転塾してくる生徒が最も多い時期です。そしてこの第1回定期テストは、そんな転塾生がうちの塾の「完全自学方式」で迎える初めての定期テストになります。

定期テスト勉強と言えば塾でもらった過去問を解く、塾での学校別定期テスト対策授業に参加するというのが当たり前だった転塾生にとって、うちの塾のように「完全自学方式」での定期テスト勉強は分からないことだらけです。今まで何度も定期テストを経験してきたはずなのに、いざ自分でやりなさいというと何をどう勉強すれば良いのかが分かりません。どれだけ勉強したら完璧になるのか、何をどう勉強したら目標点に近づくくらいに仕上がるのか、そういう基本的なことが本気で分からないのです。教科書を見ただけで全部覚えていると勘違いする、問題集を解いても答えあわせをせず間違った問題を丁寧に解き直すこともない、問題集を解かなくても大丈夫だと思い込むなどなど。そんな状態から、きちんと勉強するとはどういうことなのか、何をどのように、どのような手順で勉強してけば良いのか、テストの内容以前のところからのスタートでした。

これは今回の勉強会だけの現象でなく、他塾からの転塾組のほぼ全員、誰もが通る道です。むしろ、どの塾にも通ったことがなく、うちの塾が初めての生徒の方がすんなりと自学方式のテスト対策に馴染み、結果を出すことができます。

誰かから与えられるだけの勉強、過去問頼みの勉強から脱却することは、半端なく時間も労力もかかります。しかし、そこから脱却せずして、自学が物を言う受験はまず戦えません。うちが自学方式にこだわるのは、受験にも通用する自学を徹底的に身につけさせるためです。

今回の勉強会では、転塾組全員が苦しみました。中途半端な勉強を繰り返してはダメ出しをされてまた一からやり直し、そんなことを繰り返しているうちに、結局塾で課せられたノルマを終わらすことができずに本番を迎えています。しかし、それでも良いのです。そうやって、苦しみながらも少しずつきちんとした自学のやり方を覚え、自分の力で点数を取って欲しいと思います。過去問などによってドーピングされた点数ではなく。

初めてテストを迎えた中1生

第1回定期テストは、中1生にとって中学校での初めての定期テストです。個人レベルで見ると色々課題はありましたが、中1全体で見ればまずまずでした。

中1生に対して、今回一番感心したことは、勉強体力があるということです。うちの塾の勉強会は、土日にもなれば14:00〜21:40までほぼノンストップで自習を行います。毎年、中1生はこの長時間勉強に耐えられません。すぐに集中力を切らしてぼーっとしたりなど、机に向かっているのがやっとという状況になる生徒が少なくない中、今年の中1生はしっかりと長時間勉強をこなしていました。

中1生には、勉強の質は求めていません。勉強の質は、自学の型を徹底的に刷り込んでいくことでやがて身に付いていきます。その自学を支える勉強体力の方が、中1の間は重要なのです。そう考えれば、今年の中1生は見込みのある生徒が多かったと思います。伸びる学年になるでしょう。

最後にひと言苦言を呈しておきます

昨日このようなツイートをしました。

定期テストの点数が良いと、生徒本人も保護者の方も、「その科目はできる」と安心してしまいがちになりますが、定期テストの点数=実力ではありません。be動詞と一般動詞の区別が全くよく分かっていない状態でも、教科書さえしっかりと押さえておけば定期テストの英語で9割は普通に取れます。しかし、そんな状態では入試で点数が取れるハズもないのです。

定期テストは決して実力を測るテストではなく、真面目さを測るテストであるということを、生徒も保護者の方にもきちんと認識していただきたいと思います。定期テストと入試(模試も含め)は全く別物です。その認識を間違ってしまうと、入試直前に「こんなはずではなかった」と痛い目を見ることになります。

定期テストが良くても悪くても、それだけの勉強で満足しないこと。また、それだけの結果でその科目の出来不出来を判断しないこと。これが高校受験の鉄則です。

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COMMENTS & TRACKBACKS

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  1. posted by ゆうがくD太郎

     某J個別指導塾がチラシで堂々とこんなキャッチコピーを掲げています。「定期テストに強い子が、結局、受験に強い子だ。」( -_-)=3わかっとらん…

    • ただ、個別指導塾が対象としている低学力層にとっては、もしかしたら定期テストに強い子=受験に強いという図式はある意味あてはまるかもしれません。
      今の学力検査の問題は、低学力層ではあまり差が付かず、結局内申勝負というところが大きいですからね。

      • posted by ゆうがくD太郎

         にゃるほど!
         ただ、不特定多数が目にするチラシのキャッチとしては…やはり不満が残りますな。(-_-)

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