これから受験生となる現中2生へ、合格者からのアドバイス。

2016年3月16日

今日は8期生の卒塾アンケートから、高校合格実績と卒塾生・保護者様の声に掲載できなかった分の質問事項、「役に立った勉強法」や「後輩へのアドバイス」を紹介します。

特に次に受験生となる現中2生は、それぞれの先輩方の生身のアドバイスをしっかりと読んで、今後の学習の参考にしてください。

「この勉強法は役に立った」と思う受験勉強は何ですか

  • 毎週のようにあった模試と、その直しノートです。これらのおかげで自分がまだ何ができていないか理解することができ、全国入試で復習できました。(秦野高校進学 Yさん)
  • 全国入試を解いて、直しをきちんとするという方法。年号などを、早いうちから単語帳で暗記すること。(秦野高校進学 Nさん)
  • 全国入試、リスニング(基礎英語)が一番役に立ちました。あと、面接練習。(小田原高校進学 K君)
  • 「全国入試→基本」基本がないと問題を理解して解くことができないことがよく分かるから。(海老名高校進学 Y君)
  • 全国入試問題を解き、分からなかったものを先生に聞いたり、様々なテキストに戻って基本の部分などを確認したこと。(平塚江南高校進学 T君)
  • 全国入試のまちがい直しノートを何回も解き直したこと。全国入試でつまずいたとき、シリウスなどに戻って基礎を復習したこと。(平塚江南高校進学 R君)
  • 全国入試を解いた後、まちがった問題を理解できるまで考える。授業の復習。10問テスト(数学)の解き直し。英語の長文の音読。ラジオの基礎英語。(小田原高校進学 D君)
  • 全国入試や模試を解いたり、説明できるようになるまで直しをしたこと。10問テストや英語の長文の音読・黙読をして、慣れたこと。(小田原高校進学 R君)
  • 文法特訓。英語が苦手な自分のために、文法特訓の直しノートを毎週見てもらっていたので、文法で点が取れるようになった。(西湘高校進学K君)
  • 文法特訓と全国入試とWINPASS(英語)をやること。(東海大相模高校進学 K君)
  • 全国入試を解いて分からない場所があったときは、シリウスなどに戻って基本をもう一度おさらいしたこと。(秦野高校進学 S君)

これから受験を迎える後輩へのアドバイス

  • 入試本番まではとても辛いと思いますが、受験はあっという間に終わってしまうので、1日1日を大切にして今できることを精一杯頑張ってください!!受験が終わればとても楽しい日々が待っています!!(秦野高校進学 Yさん)
  • 受験を終えた今、あんなに勉強できる環境にいた期間は、高校受験の期間しかないと思うので、本気で打ち込んだ方が良いと思う。(秦野高校進学 Nさん)
  • もしも入試で失敗した教科があっても深く考えないこと。当日はみんな緊張していると思えば、緊張せずに実力を出せると思う。塾内での成績がひどくても諦めないこと。(小田原高校進学 K君)
  • 塾を辛いと感じることが多分あると思うけれど、先生の言った勉強法、解き方などを実行すれば、確実に分かることが増えていくということ。(海老名高校進学 Y君)
  • 授業でやったことをしっかりと復習する。全国入試問題を解いて、やり直しもしっかりとやる。入試の本番では焦らない。(平塚江南高校進学 T君)
  • 全国入試を解いた後に、必ず間違えた問題を直すこと。分からない問題は先生に聞くこと。(平塚江南高校進学 R君)
  • 受験勉強ももちろん大切だが、内申が決まるまでは、学校での授業態度や提出物も意識する。内申が高ければ高いほど、受験で失敗しても合格する可能性が高くなる。(小田原高校進学 D君)
  • どの教科も基礎ができていないと問題は解けないので、まず基礎を固め、その後に、全国入試を解いたり、模試を解いて問題傾向に慣れたり、応用もできるようにすれば良いです。(小田原高校進学 R君)
  • 入試前日までに、覚えていないところをなくしておく。本番の日は、テキストは廊下に置くので、テスト前に確認できずに動揺している人がいたので。(西湘高校進学 K君)
  • 毎日、10問テストとラジオの基礎英語をした方が良い。(東海大相模高校進学 K君)
  • 自分みたいにサボらないでください。重要なところにしっかりと線を引いて、分かりやすくしておくこと。(秦野高校進学 S君)

塾無しで湘南高校に合格した特色検査対策講座受講生の勉強法

うちの塾で取り組んでいた特色検査対策講座ですが、塾に通っていない外部生も数名添削という形で受講して頂いていました。その中で、塾に通うことなく湘南高校に合格した特色対策受講生から、受験勉強期に取り組んでいた勉強法や入試の感想などが書かれたお手紙をいただきました。

塾に通っている通っていないに関わらず、これからの受験生にとって参考になる勉強法がたくさん書かれてあったので、この場で紹介させていただきます。

  • 歴史の年号暗記・・・大事な事項だけでなく、まず出ないであろうゲルマン人の大移動などを、友達と面白がりながら覚えたのが良かったと思う。入試前はずっとクイズを出し合っていた。年号暗記を始めてからは、歴史が得意になった。
  • 全国入試問題・・・解くだけでなく、直しが一番力になった。大学ノートの上の余白に見つけた自分の弱点をメモして、覚えるまで解きまくった。ただ、解説が薄くて分かりにくいことも多かった。理科でわからない時は、鏡の問題など、実際にやってみると頭に入りやすかった。
  • 漢字検定・・・小学校の時に漢字に熱中していたので、中学レベルの漢字ならほとんど間違えることがなかった。入試勉強で漢字をやっている暇はなかったので良かった。

新中3生へのアドバイスまとめ

全員に言えることは、受験勉強中に全国入試問題集を一生懸命解いたことが、合格へと繋がったということです。それぞれのアドバイスにもあるように、全国入試問題集を解くだけでなく、間違えた問題をきちんと分かるまでやり直しをしたり、理解が薄い部分は基本テキストに戻って復習するということが最も大切です。

これまでのブログでも、全国入試問題集がなぜ有効なのか、どのように使えば良いのかを何度も書いてきましたが、改めてもう一度言います。塾用テキスト・市販テキストを含め、数々の入試対策テキストを研究してきましたが、未だに全国入試問題集の右に出る受験対策用教材にお目にかかったことがありません。特に理社の全国入試は最強です。きちんとやり込めば、理社が苦手でも高点数が取れるようになります。英数国3科の全国入試ももちろん良いのですが、傾向が神奈川県入試と違う分、取扱いには注意が必要です(逆に、いきなり傾向が変わっても対処できるようにはなりますが)。

ただ、だからといっていきなり全国入試が解けるようになるわけではありません。うちの塾生のアドバイスにもありましたが、基礎が固まっていないうちは全国入試を解こうにも解けない問題ばかりで、逆に非効率です。

よって、次の新中3生へのアドバイスとしては、まずは全国入試問題集が解けるようになるための基礎力を身に付けておくことです。できれば10月くらい、遅くとも11月くらいを目途として、徹底的に基礎の完成に取り組みましょう。この時期までにきちんと基礎を完成させておけば、全国入試問題集に手がつけられるようになります。それから先は、全国入試をまずは単元ごとに解き進めながら、まちがった問題は自分で説明できるレベルにまでやり直しをし、特に定着が甘い単元は基礎テキストに戻って復習するを繰り返していくと、必ず力が付きます。

あとは、日々の勉強として、うちの塾生のアドバイスにも多々挙げられているように、数学の10問テストや英語の文法特訓を毎日復習することや、ラジオ講座の基礎英語3に取り組むこと。これらの地道な勉強は、全国入試のように即効性はありませんが、続けてやっていると最後の方でじわじわと効いてきます。