保護者面談でよく相談される質問3つに、先に答えておこうと思います。

3月は保護者面談期間です。連日小学生〜中2生までの保護者面談、あるいは三者面談が続いています。今日のブログでは、面談でよく相談される内容に先に回答しておこうと思います。

テストの成績が良くないので、正しい勉強法を教えてください

成績が良くないことを、すぐに勉強法が良くないと結びつけてしまいがちですが、定期テスト等の成績が悪いことと勉強法が悪いことは、必ずしもイコールの関係にはなりません。勉強方法に問題がなくてもテストの点数が悪い子もいるし、逆に中途半端な勉強しかしていなくてもテストで点数が取れてしまう子もいます。

なぜ点数が取れないのかを考えると良いと思います。点数が取れない理由は多岐にわたります。そもそも理解していない、勉強不足、演習量が足りなかった、ミスが多い、勉強方法が良くなかったなどなど。勉強法が良くないのは、テストの点数が取れない原因のほんの一部に過ぎないのです。つまり、インプットやアウトプット量などのきちんとした方法で勉強したところで、必ずしも成績が上がるわけではないのです。

もちろんうちの塾も、生徒それぞれの勉強方法を身に付けることを重視しています。でもそれは、あくまで基礎学力ができているという前提の上です。基礎学力がままならない子は、たとえ正しい勉強方法教えたとしても、なかなか実践することはできません。東大に受かった人の勉強法を実践すれば、基礎力がガタガタでも皆東大に行けるかというと、そうではありませんよね。

まず、勉強法云々の前に、土台となる基礎学力を身に付けること。その単元の土台となる知識や解法、ものごとを暗記する力、説明を聞いて、または解説を読んで理解する力。正しい勉強法はすぐに身に付くものですが、これらの基礎学力は一朝一夕では身に付きません。長い時間をかけて、適切な時期に適切な内容で適切な負荷をかけながら、ゆっくりとじっくりと育んでいくものです。これらの基礎学力をないがしろにして、効率的な勉強法だけを身につけようとしても、学力は伸びていきません。

勉強に対してのやる気の出し方を教えてください

私が知りたいです。それを知っているのなら、毎年こんなにも苦労しません。世の中の塾には、「やる気スイッチ」なるものが存在し、それを押してくれるところもあるようです。私も自分の身体中をくまなく探してみましたが、やる気スイッチなるものは見つかりませんでした。その塾に入っていないからでしょうか。そもそも私だけがないのでしょうか。原因は分かりません。

褒められるとやる気が出る子もいます。反対に、叱られるとやる気が出る子も稀にいます。成績がアップするとお小遣いを増やしてもらえるからという理由でやる気が出る子もいます。ライバルがいるとやる気が出る子もいるし、テスト前になると俄然やる気を出す子もいます。単発的で短時間のやる気であれば、外から何らかの刺激を与えてあげると出るようです。

しかし、その単発的なやる気も、外からの刺激が無くなればすぐにフェードアウトしてしまいます。だからと言って、やる気を継続させるために外からの刺激を与え続けることもできません。

このブログでも保護者説明会でも何度も話していますが、大切なのは「やる気のあるなし」ではないと思うのです。そもそも勉強とは、やる気があるからやる、やる気がないからやらないというものではないはずです。やる気があろうがなかろうが、当然のように淡々と続けることが勉強です。仕事でも同じですよね。やる気がないからと言って、仕事を休む大人はいませんし、もしいたとしたら社会人失格です。

親御さんに大切にして欲しいことは、「どうやったら勉強のやる気がでるのか」を考えるよりも、やる気に左右されずに勉強することが当たり前であることをお子さんに説くことです。

学校の提出物が出せていないようです。どうしたらいいですか。

これが一番困る相談です。どうしたらいいですかと言われましても、私には「ちゃんと出せよ」と言うくらいしかできません。そもそも、「ちゃんと出せよ」と言われただけで、すぐに提出物を出せるような子なら、最初からきちんと出しているとは思います。

ただ一つだけ言えるとしたら、提出物を疎かにして成績を下げられてしまったツケは、どこかできちんと払わないといけなくなるということを子どもに分からせることが大切だと思っています。たとえば中3生になり、志望校に対して成績が十分でないのなら、不合格になるかもしれないというリスクを背負いながら、他の人よりも多く勉強して点数をとるための努力をしなければいけない。もしくは最悪の場合、提出物を出さなかったという理由で、志望校に挑戦することすらできなくなるかもしれない。

楽をしてサボってきた分、近い将来きちんとそれが原因で苦労するようになること。世の中勉強に限らず、自分で蒔いた種はいつか自分で刈り取らなければいけなくなるときがくること。中学生と言えども、そのことをきちんと理解することも勉強のうちだと思っています。

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