もっともっと強い塾を創りたいと思う。

入試がようやく終わり、このブログのアクセスも少し落ち着いてきました。入試までは読んでいただいている読者の皆様に、少しでも役に立つ情報を記事にすることを心がけてきましたが、今日は久しぶりに私の心のうちを思うままに自由に書いてみたいと思います。誰の役にも立たない記事かもしれませんが、良ければ読んでください。

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この塾を立ち上げて今年で8年目。今年で8回目の入試を迎えた。入試の時期になるといつも脳裏に浮かぶのは、塾を立ち上げて2年目の入試。その年、2人の生徒が不合格になった。生徒も親御さんも不合格を覚悟の上での入試だったほど、ギリギリの挑戦だった。

私もかなり厳しい状況だということは分かっていた。でも、正直に言うと、心のどこかで「もしかしたらいけるんじゃないか」という甘い考えがあったのも確かだ。生徒が頑張っている姿を見て酔っていたのかもしれない。当時の私の年齢は28歳。指導技術も進路指導も今から思うとまだまだなのに、1年目にたまたま上手くいったからと言って慢心していたのかもしれない。

しかし現実は、「もしかしたら・・・」という淡い期待はことごとく打ち砕かれた。合格発表の日、生徒の家にお詫びの電話をかけたら、「先生が謝ることないですよ。志望校を受験するという土俵に立てただけでも満足です。」と親御さんに言われたのを今でも覚えている。その言葉を聞いて、余計に悔しさと惨めさがこみ上げてきた。

塾の仕事とは何だ?塾は親御さんから何を期待され、対価を戴いている?しかも、実績のある大手塾ではなく、当時は実績も何もない、立ち上げたばかりの塾に、何を期待されて通っていただいてたのだろうか?自問自答を繰り返した。

塾が求められているものは、「結果」。塾が提供しなければいけないのも、「結果」。結果を出してはじめて、どんな綺麗事も真実になる。結果が伴わない塾がどんな良いことをやったとしても、それはただの綺麗事なのだ。土俵に立てただけで満足されていては、塾としては失格なのだ。

結果を出そう。どこの塾よりも生徒を伸ばす塾にしよう。毎年塾生全員が笑顔で卒塾していくような、そんな強い塾を創ろう。そう決意し、カリキュラムや使用テキストを全て見直した。当時は前に勤めていた某大手塾のカリキュラムや指導法を踏襲していた部分が多かったのだが、その一切をやめた。全国の力のある個人塾を周り、真似のできる手法は徹底的に真似をした。定期テスト勉強会も刷新し、勉強法をマニュアル化した。テストも全て作り直した。

お蔭様であれ以来不合格者を出していない。しかし、正直まだまだだと思っている。今年の入試がまだどうなるかは29日まで分からないが、志願変更をした生徒もいる。途中で第一志望校を諦めた生徒もいる。もしも全員合格を成し遂げたからと言って、それに結果オーライということにしてはいけないと思っている。生徒の悔しさや無念を、もし本人が忘れてしまったとしても、私自身はずっと忘れてはいけないと思っている。

もっと強い塾を創りたいと思う。もっともっと、生徒の学力を伸ばしたいと思う。今の時代、塾なんてそこら中にある。トップ校に毎年何十人と輩出しているような大手塾だってある。そんな中、わざわざこんな小さい塾を選んでくれて、信じて最後までついてきてくれた生徒たちを預かっているからこそ、どの塾にも負けてはいけないと思っている。

今年も入試が終わった。しかし、すぐに来年の入試に向けての戦いが始まる。もっともっと、結果を求めていこう。もっともっと、強い塾にしていこう。そしてもっともっと、生徒と向き合っていこう。

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COMMENTS & TRACKBACKS

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  1. こんにちは。
    昨日子供が学力試験でした。
    こちらのサイトに大変お世話になりました。
    ありがとうございました。

    誘惑が多い時代、信念を持って受験にのぞむという事は、本人も想像以上にしんどかったようです。
    辛そうな姿を見て親もつい甘やかしてしまいそうになったり、本人は安全圏の学校を考えたり…。親にはいかにも本当はこっちが第一志望校だと言わんばかりに訴えてきました。
    そんな時に、こちらのサイトを拝見し、良くある典型的なパターンなんだと、もうひと踏ん張りと、心の支えにさせていただきました。

    試験が終わったら、子どもも本来の落ち着きを取り戻し、自己採点をしながら、よい結果だといいなぁと。やはり、一番最初に決めた学校に行きたいみたいです。
    あの時、志望校を変更しなくて良かったなと思います。もし悪い結果だとしても、受け止められるだけ頑張ったと思います。

    親子のぶつかりも沢山あり、その度に幾度もこちらのサイトを読ませて頂き、大変参考になりました。

    塾生ではなく申し訳ないのですが、こちらのサイトに載ってる言葉に、今日まで何度も助けられましたのでお礼が言いたくコメントさせて頂きました。

    ありがとうございました。

    • 心温まるコメントをありがとうございます。

      >もし悪い結果だとしても、受け止められるだけ頑張ったと思います。
      そのように言える過程を経ての受験は、結果がどうであれ成功だったと言えると思います。

      中学受験は「親子の入試」と言われます。大学受験は、もはや親の出る幕はありません。
      その狭間にあるのが高校受験。親がどこまで受験に関わっていくか、そのバランスが一番難しいと常々思っています。
      コメントを拝読させていただく限り、とても良いバランスで乗り切られたのではないでしょうか。

      弊塾のサイトが少しでもお役に立てたようで幸いです。
      お子様の合格をお祈り申し上げます。

  2. posted by うちもお世話になりました

    うちも塾生ではありませんでしたが、こちらのサイトに大変お世話になった者です。
    特色検査対策テキストも一度だけ購入させてもらいました。
    (息子が手をつけてくれなかったので、一度きりの購入でした)
    大手塾に在籍していましたが、うちの希望にそったものではなく塾の意向にそった進路指導で、
    やはり結果が出せず、公立の試験も失敗し、抑えの私立に行くことになりそうです。

    納得のいく受験になりませんでしたが、塾にまかせている以上は仕方ありません。
    その代り、こちらのサイトでたくさん勉強させていただき参考にさせていただきました。
    親ができる手助けはしてきたつもりです。
    それでもダメでした。
    直接指導を受けられたらどんなにいいだろう・・・
    小田原という地名を見るたびにため息がでたものです。

    慧真館様の「子供を希望の学校に合格させてあげたい」という真摯な姿勢にひかれ、
    1年以上もこちらのサイトに訪問させていただきました。
    残念だったのは、遠くて通えなかった事だけです。
    そして、こちらのサイトの言葉にたすけられてここまできたので、
    私もお礼がいいたくてコメントしました。
    ありがとうございました。

    • コメントありがとうございます。
      特色検査対策テキスト、お役に立てなかったようで申し訳ありません。

      >大手塾に在籍していましたが、うちの希望にそったものではなく塾の意向にそった進路指導で、やはり結果が出せず、公立の試験も失敗し、抑えの私立に行くことになりそうです。

      私も大手塾に勤めていましたので、云わんとされていることはよく分かっているつもりです。
      大手塾は色々なしがらみがあります。生徒のための受験なのか、塾のための受験なのか、よく分からなくなることがありました。

      納得のいく受験ではなかったとのことですが、そこから学ぶこともたくさんあったと思います。
      この記事にもあるように、私自身も不合格の生徒を出してしまった年に、一番多くのことを学びました。
      人は成功よりも失敗からの方が多くのことを学びます。

      月並みな言葉ですが、高校受験が全てではありません。
      この受験で学んだことを、次の大学受験や今後の人生に生かすことができれば、むしろ高校受験程度の失敗は失敗のうちに入りません。

      1年以上も弊塾のサイトをご覧戴いていたとのこと、本当にありがとうございます。
      通っていらっしゃらない方にとっても、もう少しお役に立てるサイトを目指し、これからも精進してまいります。

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