勉強ができない人ほど基礎だけの勉強で終わってはいけない理由

23日から夏期講習が始まっています。例年のように、夏期講習中は授業とその準備に一日の大部分を費やし、残りの時間は受験生の模試直しノートのチェックや特色検査対策問題集の制作に充てるため、どうしてもブログを書く時間がとれなくなってしまいます。時間の余裕があるときは頑張って書いていきますが、更新できない日々が続いた場合は「忙しいんだな」と察していただけるとありがたいです。

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↑夏期講習はオリジナルTシャツを着て授業するのが恒例です。

以前“勉強しているのに成績が上がらない人の5つの「していない」こと”というエントリーを書きましたが、勉強ができなくなる人の最大の原因は、先ほどの記事にも書いた「アウトプットが足りない」ことにあります。今日はこれをもう少し掘り下げて書いてみます。

勉強ができない最大の原因は演習量が足りないこと

アウトプットが足りないということは、つまり演習量が足りないということです。塾に行くと成績が上がるのは、その分だけ演習量が増えるからです。基本的に講義を中心に進められる学校の授業では、演習量が絶対的に足りません。「塾の授業がわかりやすくて学校の授業がわかりにくい」という学生がよくいますが、本当のところは、塾の授業で演習を繰り返していくうちに分かるようなっているだけの話です。

テストの点数がヒドいと嘆いている人は、試しに演習量を増やしてみてください。普段は問題集1冊で勉強しているのであれば、次は2冊にしてみましょう。演習量が2倍になる分、確実に点数が上がります。

応用問題がなぜできないのか

「基本はできても応用問題ができない」と悩んでいる人に対して、「とにかく基本が大事だ。基本さえ徹底的に習得すれば、応用問題も解ける。だから徹底的に基本をやりなさい。」とアドバイスをする人がたくさんいます。もちろん、この話はウソではありません。理論上は正しいです。しかし、残念ながらこれは万人に当てはまることではありません。

基本を習得できればどんな応用問題も解けるのは、一を聞いて十を知るような、能力が高い人に限られます。能力がそれほど高くない一般人が、このような話を真に受けて、基礎のみを一生懸命マスターしたところで、残念ながら応用問題も解けるようにはならないのが現実です。

スポーツでもいますよね。たいして練習をしなくても、なぜかサッカーが上手いヤツ。いつも練習をサボっていても、なぜか本番では上手くいくヤツ。中学生からスポーツを始めたのに、小さい頃からずっとやっている子をすぐに追い抜かすヤツ。そういう人は、そのスポーツをするための能力に長けている人です。能力に長けていない凡人は、悔しいけれど一生懸命練習を積み重ねるしか上達する方法はありません。

極端な例かもしれませんが、中学受験が良い例です。基礎が大切だからと、小学校で配られるような基礎的なドリルを何百回と繰り返したところで、応用問題ばかりの中学入試の問題が解けるようになる人がどれだけいるでしょうか。中学入試と言えども、基本的には小学校の指導要領からの出題が大半を占めているはずなのに、小学校の教科書をいくら完璧にしても中学入試の問題には対応できない。だから中学受験生は皆、専門の塾に行くんです。専門の塾で、膨大な応用問題の演習を積むのです。

応用問題ができないのは、応用問題の演習量が足りないから。それに尽きます。頭が悪いからではないのです。基礎がいくら完璧でも、応用問題の演習量が足りなければ先ほどの中学入試の例のように、応用問題に対応できるはずがありません。

頭が良くない人ほど発展問題を解く

問題集を解いているとき、「自分はあまり頭が良くないから、難しい問題や発展のページは飛ばして、とにかく簡単なところだけを完璧にしよう。」と考える人が非常に多くいます。しかし、この取組み方は間違いだということは、もうお分かり頂けますね?

基礎だけをやると、基礎にしか対応できません。頭があまり良くない人こそ、難しい問題や発展問題を何度も解いて、応用問題の演習量を増やさなければいけないのです。基礎のページのみ完璧にして、難しい問題や発展問題を飛ばした勉強をしても大丈夫なのは、非常に能力が高い人のみです。このことを勘違いしている人が多すぎます。

まとめ

このブログで何度も難しい問題をやりなさいと書いています。うちの塾でも、新しく体験する生徒がビックリするくらいの難しい演習を繰り返していますが、これは何もうちの塾の生徒のレベルが高いからではありません。むしろ逆です。うちの塾に来る生徒は、普通の一般的な小学生や中学生ばかりです。残念ながら天才肌の子はいません。だからこそ、基礎のみを徹底演習するだけではダメで、色々なタイプやレベルの応用問題を解きながら、応用問題の解法を頭の中にストックさせているのです。

特に難しくなった今の高校入試に対応するためには、それ相応の問題レベルでの演習量を積んでおくことが必要です。非常に大切なことなので繰り返しますが、学校の教科書レベルの基礎の勉強だけで入試が解けるのは、一部の天才だけです。勉強が苦手な人ほど、応用問題の演習量を増やしましょう。

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