勉強の成果が断然違う、受験生のための時間管理術。

勉強できる人は時間管理の感覚がある。一つのことを勉強をするのにどれだけの時間が必要かを感覚で把握していて、それに対する時間のまとまりを作り出すことができる。また、たとえばスマホとかテレビとか娯楽とか、自分の勉強時間を奪ってしまうような要素もちゃんと分かっていて、それに対してちゃんと時間管理ができる。

「時間管理」は、受験勉強や定期テストの勉強にはかなり重要な要素だ。もしかしたら「かなり」ではなく時間管理こそ全てと言っても過言ではないとも思う。

中学生くらいの子って、意外に時間の観念が身についていない。今まで自分の時間をやりくりするという意識で行動していなかったのだから無理もないけれど、時間管理の感覚が身についていないまま勉強すると、やっぱり受験に対して圧倒的に不利になってしまう。

そこで今日は、勉強に対する「時間管理」の考え方や方法、また時間と勉強との関係についてを書いてみようと思う。
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受験生の時間管理法

何に時間を使うかを考える

この前あと13週を有効に使え!受験勉強計画の立て方のコツでも書いたけれど、受験勉強は週単位でスケジュールを立てていくと計画しやすい。

睡眠時間をのぞくと、1週間に使える時間はだいたい110時間ほど。その時間をどう使うかで、人の人生っていうのはある程度決まってくる。

1週間のうちテレビを見る時間が多い人はドラマやバラエティや芸能界の事情に詳しくなっていくし、ゲームをしている時間が多い人はそのゲームが上手くなるし、スマホをさわっている時間が多い人はスマホで超速く文字を打てるようになるだろう。もちろん勉強している時間が多い人は、勉強ができるようになる。

そこで考えて欲しいのは、自分がどうなりたいかということ。なりたい自分や達成したい目標があるのなら、そのために時間を使わない限り、一向になりたい自分にもなれないし、達成したい目標も達成できない。英語を話せるようになりたいと思っている人が中国語の勉強ばかりに時間を使っていても、一向に英語を話せるようにはならないのと同じ。

中学生は、そのことを分かっていない子が多い。「○○高校に行きたい」という目標があるのに、そのためにほとんど時間を使っていない。勉強しているよりもスマホでゲームをしている時間が圧倒的に多ければ、ゲームの達人になるかもしれないけれど勉強はできるようにならないよね。ゲームの達人になることが人生の目標なら話は別だけれど、目標が「志望校合格」ならばそれはおかしいということが言える。

同じように、「苦手な社会を克服したい」と思っていても、社会より英語とか数学を勉強する時間が長ければ、いつまで経っても社会は英語や数学よりできるようにはならない。

1週間110時間を何に使うかどうかを考えるとき、自分がどうなりたいかということを常に意識すると、今やっていることが果たして自分にとって有益なことなのかどうかが分かるようになる。

私は毎年受験生に「自分の時間を志望校に捧げることができなければ、その学校に行く資格なんてない」ということを言っているが、受験勉強って中学生の間という時間をどれだけ志望校に捧げることができるかどうかの勝負をしているんだと思っている。

時間をまとめる

時間には「まとまった時間」と「こまぎれの時間」とがあるが、仕事でも勉強でもたとえわずかであっても成果をあげるためには、「まとまった時間」が必要になる。「こまぎれの時間」をいくら繰り返してもなかなか成果はあがらない。

受験生にも意識して欲しいのは、「時間をまとめる」という感覚と「こまぎれの時間」を有効に使うということだ。

「時間をまとめる」ということは、何か一つのことを集中して勉強する時間を、なるべく連続してつくるということ。同じ3時間勉強するとしても、細切れに30分ずつを6回勉強するよりも、3時間のまとまった時間をつくって勉強した方が成果が上がりやすい。受験勉強ならなおさらまとまった時間が必要になる。過去問を1本解き、すぐそのやり直しをするのでも、軽く2時間くらいはかかってしまう。

受験勉強で成果をあげるためには、できるだけ時間をまとめること。そしてまとめた時間で、苦手科目や過去問にじっくりと取り組むことが大切だ。

こまぎれの時間を有効に使う

こまぎれの時間を有効に使うことも、時間を上手くコントロールする上で大切なことだ。たとえば30分のスキマ時間が空いたとしよう。30分では過去問を解くこともできないし、問題集にガッツリと取り組んでいる時間もないが、単語や歴史の年号暗記や数学の計算練習であれば十分できる長さだ。

このように、30分や40分のような中途半端に空いてしまったこまぎれ時間を暗記モノに活用しよう。まとまった時間に単語などの暗記モノをしている受験生をよく見かけるが、せっかくの貴重な時間のまとまりを、スキマ時間にでもできる暗記モノに費やすのは非常にもったいない。

まとまった時間にはまとまった時間でしかできないことを、こまぎれの時間にはこまぎれの時間でしかできないことをやる。それが、受験勉強の時間を最も効率よく使えるコツだ。

  • まとまった時間に向いている勉強内容・・・過去問演習、苦手科目の習得、数ページにわたる単元の問題集を解くことなど
  • こまぎれ時間に向いている勉強内容・・・英単語・古文・年号・漢字などの暗記モノ、英語のリスニング、数学の計算練習など
  • 時間を記録する

    このブログでも何度も何度も書いていることなんだけれど、記録することは何事においても超重要。

    何にどれくらい時間を使ったかを毎日記録していくことで、時間の感覚を把握できるようになる。一つのことを習得するのにこれくらい時間が必要なのかということを客観的に把握できるようになると、これからの勉強計画もぐっと立てやすくなり、時間が上手に使えるようになる。

    うちの塾の中3生に持たせている「合格手帖」にも、毎日何にどれくらい時間を使ったかを書かせるようにしているのはこのため。

    まとめ

    ざっくりまとめると、自分の目標や夢から何に自分の時間を使うべきかを考え、なるべく時間を大きくまとめられるように生活を工夫し、こまぎれ時間にはまとまった時間にやるには勿体ないことをして、時間を毎日記録することで時間感覚を身につける。

    これをしているのとしていないのでは、同じ時間勉強しても成果は2倍も3倍も違ってきます。

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